至福の歌...

昨日、
1枚のCDが届いた...
なんだろう⁇
と。

声楽の恩師H先生のCD...しかもライブ
何年も前のリサイタルの貴重な録音のCDだった。
こんなに大切なものを私にわざわざ届けてくださり...

今日、

ゆっくりと聴かせていただいた。


出だしから、
心が震えて、目が熱くなった。

...と同時に、
深い感謝の想いでいっぱいになった。

私が18歳の時、
音楽大学受験の際、面接を担当されていたH先生。
そこで、初めて出会い、、、
私は、緊張の中、いろいろな質問され、一生懸命に答えていた。
先生は、最後に
「...健康そうですね？」と。

私「！！！ハイッ！！！」

...それだけ覚えていた。


そして、
次にお会いしたのは、音大1年の5月！
私は、ピアノ科だったので、声楽科の友人に試験の伴奏を頼まれて初めて一緒にレッスンを受けた時だった。

そこから、H先生とのご縁が繋がっている。

...だいぶたってから、
先生に、
「...あなたの面接の時のこと、よく覚えているよ、、、」と言われた。
本当は、
「...健康状態は、どうですか？」と聞かねばならないところ、、、
私の面接のとき、、、のみ、
おもわず！
「...健康、そうですね、、、」
、と、言ってしまったそうで。
先生と大笑いした。



...本当に、
人は、縁によって、導かれ、
縁によって道を切りひらいていくことが出来るもの、、と感じる。


先生のリサイタルのCDを聴いていて、
出会えた奇跡に感謝の気持ちでいっぱいになった。

と、同時に、
本当に久々に、音楽で満ち足りたなんとも言えない幸福感を味わうことができた。

さらには、ちょっぴり切なさをも感じ...
「時」は つねに動いてとまることはない...と
あらためて思うのだった。



...今！
トントゥメンバーである、Y君が高校の合唱部在籍で、声のこと、歌のこと、、、で、先生のところにレッスンに行っている。
...先生は、魔法使いのように彼の声を変えて、、、

ここでも、ひとつの縁が繋がって、、、

ありがたい！！！